【担当M：2016年12月03日】
 
本日は、アロマギルド川崎店様にお邪魔致しました。
 
アロマギルド川崎店様は、アロマギルドグループの第一号店だということです。とても長く続いているのにはわけがあるのでしょうか？セラピストの方々にお話を伺いました。
 

 

まずは、入店１ヶ月のセラピストAさんにお話を伺うことが出来ました。
 
Aさんは、最初はとても緊張されていたようですが、話をお聞きしているうちにだんだんとリラックスされ、最後はとてもハキハキと話されていました。お客様も楽しい思い出を持って帰られるのではないかと感じます。
 
アロマギルドグループの店舗様はどこもとても雰囲気が穏やかで、セラピストの皆さんも楽しそうにされているのが印象的です。
 

 
担当M「それでは、よろしくお願い致します。Aさんは入店してからどのくらいたちましたか？」
 
セラピストA「アロマギルドに入店してまだ数か月経ったところです。やっと少しずつ慣れてきたというところでしょうか。」
 
 
担当M「以前はどんなお仕事をされていたのですか？」
 
セラピストA「 実はこのお仕事は未経験なんです。派遣の事務職のお仕事を辞めて、次のお仕事を探していた時にツイッターを偶然見て応募しました。前職は派遣のお仕事だったのでいつ切られるか不安な毎日を過ごしていたので、今度は手に職がついて、一生稼げるお仕事がしたいと思っていました。そんな時に見たツイッターには『本気で稼ぎたい、技術を身につけたい、未経験等でも日払いで稼げる』とか『安心です!!稼ぎながら未経験の方が独立できるまで育てる。将来独立して経営者になり一生の仕事にしたい方』とか、耳触りの好い言葉が並んでいました（苦笑）」
 
 
担当M「確かに、とても胡散臭いですね（笑）」
  
セラピストA「正直、『本当にそんな上手い話があるのかな。なんか変なことしないと稼げないのかな』とか思ってしまいました。その後、何日か仕事を探していましたが、思うような仕事は見つかりませんでした。貯めていた生活費も底をついてしまいそうになり、このままじゃ実家の九州に帰らなくてはいけなくなってしまいそうでした。この歳で親に頼るのは絶対避けたい、そんな時にアロマギルドのツイッターを思い出したんです。」
 
 
担当M「そうだったのですね。このご時世、なかなか自分がしたいと思うような仕事はすぐには見つかりませんよね。ギルド様にはすぐに電話かメールをしたのですか？」
 
セラピストA「その時もまだ一か八かの気持ちが、正直なところでした。少し考えてから、思い切って電話してみました。優しそうな女性が出て『私が店長です。未経験でも大丈夫です。最初は誰だって、どんなことだって未経験から始まるものですよ』と前向きな言葉をかけていただきました。」
 
 
担当M「Aさんにとっては、店長が女性ということも働く上で大きなポイントだったようですね。それから面接にいかれましたか？」
  
セラピストA「はい。お電話で日程を合わせていただき、すぐに面接を受けにサロンに行来ました。今でも覚えているのは、アロマの香りがとっても心地よく、電話で話したイメージ通りの、優しい笑顔の女性店長の『よく来てくださいましたね。お待ちしていましたよ』という言葉です。緊張した気持ちが一気にほぐれました。『大丈夫ですよ。ここは正統なメンズエステです。変なお店ではありませんよ。そんな事は私が許しません。』と力強く言ってくれました。
 
セラピストA「ここなら大丈夫かもしれない。他のセラピストさんも優しそうな方ばかりで、空いている時間に勉強してるっぽい・・・この人が言っている事はほんとうなのかもしれないな？と少しだけ信じてみようという気分になりました。」
 
 
担当M「その場で働いてみることを決めたのですか。とても素敵な店長さんだったのですね。実際の研修はどのようなものでしたでしょうか。」
  
セラピストA「そうですね。すぐに研修を受けにいきました。先輩の指導係のセラピストMさんが丁寧に、何度も根気よく教えてくれ、どじな私にはありがたい指導でした。その時の研修のモデルは店長でした。あの優しかった口調は変わって『それではダメよ。お客様の事を考えてみて』と厳しい言葉でした。それは私を早く一人前のセラピストにしようと必死に指導してくれているとわかりました。研修が終わると『お疲れ様でした。貴女はきっといいセラピストになれますよ。自信を持ってね』とあの優しい口調に戻り、にっこりと笑ってくれました。『頑張れば、自分のお店を持つこともできるのよ。一生の仕事にできるのよ。是非頑張ってね』と言葉をかけてくれました。勇気づけられた私は『はい!!頑張ります!!』とつい大きな声が出てしまいました（笑）。」
 
 
担当M「真面目そうなAさんらしいエピソードですね（笑）では、働き始めてから、今まで稼げていますでしょうか？」
 
セラピストA「今の受取りは、日によって変わりますが、月に換算すると派遣事務員の時と比べるとびっくりするものです。倍を超えることも度々あります。それにお客様とのかかわりはとても楽しいものです。中にはわざわざ差し入れまでくださる方もいます。そして、私に会いたいために指名してくださる方も、もう何人かいます。とてもありがたいです。もちろん中々お客様が来てくださらない日もたまにはありますが、そういう時は自分の時間だと思ってゆったりと過ごしています。」
 
 
担当M「そうですね。『とても楽しく、来てくれてありがたい』とおっしゃるメンズエステのセラピストの方はとても多いですね。では、働く側にとってとても気になることですが、お休みはちゃんと取れていますでしょうか？また、お休みの日とかはどうされていますか？」
  
セラピストA「お休みは平日取るようにしています。その方が稼げるし、平日に出かければ空いてるし、海外旅行にいくにも安そうでOL時代より得できるような感じがします（笑）」
 

 
 担当M「ありがとうございます。最後にAさんは、将来の夢や目標などはお持ちですか？もしお持ちでしたら是非教えて下さい。」
 
セラピストA「はい。今は漠然とながら少しずつイメージが出来てきました。アロマギルドに入って一番良かったことは『夢を現実にする事が、ここでは出来る』ということです。これが一番でした。将来、自分のお店を持つことも最近考え始めました。少しづつその気持ちが大きくなり始めています。そのため用に預金も少しずつしています。ギルドのグループでは、セラピストから独立された方が何人もいらっしゃいますので、その方たちのお話も店長から聞いています。自分が出来ると思った時には、改めて店長に相談しようと思います。それが出来るのがアロマギルドなんです。」
 

 それでは、アロマギルド勤続年数８年になるセラピストBさんにお話を伺います。Bさんは、ご結婚・お子様の出産を経て、いまでもアロマギルド様で働いています。黎明期からずっと働いていらっしゃるBさんのお話は、メンズエステで働いている方だけではなく、女性にとっての人生についても考えさせられるものでありました。
 
 
 
担当M「はじめまして。Mと申します。お忙しいところお時間頂きありがとうございます。現在もアロマギルド川崎店様で働いているのでしょうか？」
 
セラピストB「はい。私は今でもアロマギルド川崎店で勤務しています。もう長い期間、お勤めしているのですが、その間に結婚・出産を経験しました。結婚するときには、夫から『メンズエステは辞めて欲しい』と言われたのですが、『私はこのお仕事に誇りを持っている。仕事を続けさせて欲しい。絶対家事の手は抜かない』と強くいいました。」
 
セラピストB「夫は、私がここまで言うとは思わなかったようで、驚いていましたが『そこまで言うのなら、家事に手を抜かないこと』ということでなんとか許してくれました。」
 
 
担当M「それは、それは。大変な決断でしたね。うまく伝えることができないと、家庭環境にヒビが入る可能性もあったかと思います。とても勇気のある行動だと感じました。旦那様もご理解がある方で、本当によかったですね。」
  
セラピストB「そうですね。結婚して、しばらくは家事とギルドの両立は本当に大変でしたが、ここで手を抜くと『それ見たことか』と反対されるのは目に見えていましたので、がむしゃらに頑張っていました。それも、お客さまの温かい言葉や店長・同僚の気遣いがあったからです。私は、お客様にも正直にお話をしていました。それに医療の事務職をしているより、時間の余裕や、毎日受取れるお金が破格だったせいもあります。」
 
セラピストB「そうこうしているうちに、私を見ていたギルドの同僚が次々、結婚に踏み切りました。私の姿が皆に受け入れられたのかな？とこの時、とても嬉しい気持ちになりましたね。アロマギルドなら、結婚しても、お仕事ができるという良い前例を作れたのかもしれません。」
 
 
担当M「それは本当に素晴らしいことだと思います。お子さんもいらっしゃるということですが…」
  
セラピストB「そのうち妊娠したことがわかり、仕事を辞めようかと思ったのですが、お客様から『無理しないでいいので、動けるうちは出勤して欲しい』とか、『キミじゃなきゃダメなんだよ』という嬉しいお声掛けをいただきました。お腹が大きくなり始めると、今度は『生まれたら、籠に入れて連れてきたらいいよ。そばに置いておいたら（笑）』などや『保育園が見つかったらすぐ復帰してね』と言っていただくこともありました。ギルドの同僚や後輩たちも体を気遣ってくれて、『洗濯とか物干しは冷えるから控えて下さい』と率先してお手伝いをしてくれていました。」
 
 
担当M「どのくらいまでお仕事をされていたのですか？」
 
セラピストB「ぎりぎりまでお仕事をしました。お腹が大きくなっていましたね（笑）。みなさんのお陰で、無事出産することができました。その後、数か月お休みしていた間、お客様はどうしているだろうか、後輩は頑張ってくれているだろうか、私はもう忘れられてしまったかもしれない。等など、いろいろ思うようになってしまっていました。それに赤ちゃんって思った以上にお金が掛かることも、産んでから初めてわかりました。」
 
 
担当M「私も子供がおりますので、その苦労はよくわかります。私のところは保育園がまだきまらないですし、困っています…。」
 
セラピストB「また戻って頑張りたい。お金も稼ぎたいけど、お客様にも会いたい。みんなと笑ったり泣いたりしたい。と強く思うようになりました。夫にドキドキしながら、『ギルドに戻りたい』と伝えました。そうすると『いつ言い出すかと思っていたよ』とあっさりと返事が返ってきました。。『ただし、体の無理はしないこと。これからは少しは家事も手伝うよ』と言ってくれました。」
 
 
担当M「またもや、理解のある旦那さまですね！（笑）すぐに働けたのですか？」
  
セラピストB「大喜びで店長にこのことを伝えました。店長も『貴女が帰ってきてくれて、本当に嬉しい!!　でも体にも、赤ちゃんにも無理しないでやっていきましょう。もし赤ちゃんが当日熱を出してしまったら、すぐ連絡くださいね。お休みして大丈夫ですよ。そこで無理してしまうとお仕事できなくなってしまいますよ。ご主人に感謝しましょうね』と言ってくれたのです。やっぱりアロマギルドは凄いなと思いました。」
 
セラピストB「そうこうしているうちに結婚した同僚・後輩も出産後復帰し始めました。こういうふうに言うと、『本当か？』と思われるかもしれませんが、本当なんです（笑）。中には離婚した子もいますが、帰るところがあり、仲間がいて良かったと話していました。安心して女一人で働いて、子供育てるのに十分に稼げる場所ってなかなかないと思います。でも、スクールもあるアロマギルドなら堂々と働いていることが、人に言えるんじゃないでしょうか。」
 
 
担当M「私が気になることでもあるのですが（笑）。これをご覧になっている皆様が気になるところ、お子様についてはどうですか？」
  
セラピストB「子供は、今一時保育園に入園でき、元気にお仕事に復帰しています。復帰後、初のお客様は昔ずっと指名をしてくださった常連様でした。受付に電話をされた時には『本当に戻ってきてくれたの？予約は本当に取れるの？』と歓喜の声だったと後で受付けから聞きました。本当にありがたいことです。お客様は私を忘れていなかったのです。待っていてくださったのです。幸い子供も元気で病気になることも少ないのですが、それでも熱を出し、お休みしなくてはならない時も『大丈夫ですよ。子供はそうやって育っていくものですから。私も経験がありますよ。それよりご自身の体調も気にしてくださいね。』と店長は気遣ってくれます。女性店長ならではの労りです。」
 

  
担当M「長々とほんとうにありがとうございました。出産後も店に戻ってまたメンズエステで働かれている方にお会いしたのは初めてですので、とても感動しています。では最後に、このページを見てくれているセラピスト予備軍の方へのメッセージなどありますでしょうか？」
 
セラピストB「私たちの仲間の中には、フランチャイズのオーナーになり、店を卒業していく方もいます。子育てが落ち着いたら、私もそんな未来を考えようと思っています。アロマギルドグループで一緒に働いて、できれば子育ても一緒に頑張りましょう！とお伝えしたいです。」